綿柎開

今日の夕焼けはとってもきれいでした。雲が真っ赤に染まり、赤い光が上に向かって昇っていました。こういう景色を見ると、私は朝焼けより夕暮れの方が好きだなって感じます。夕焼けと言えば、清少納言の枕草子を思い出します。

秋は夕暮れ。夕日のさして山の端いと近うなりたるに、烏の、寝どころへ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど飛び急ぐさへあはれなり。
まいて、雁などのつらねたるが、いと小さく見ゆるは、いとをかし。日入り果てて、風の音、虫の音など、はた言ふべきにあらず。

懐かしくて調べて書いてみましたが、もう少し秋が深くないと、ここまではいかないかなと思いました。しかし、夕焼け=清少納言って思うあたり、やっぱり教育ってすごいなって思います。

さて、前振りが長くなりましたが、今日から、綿柎開(わたのはなしべひらく)です。綿の花のガクがはじけ、中から綿毛と種が飛び出す頃です。綿毛はとってもふわふわで白くて、とっても可愛いです。そんな綿毛をパステルアートで描きました。

Scan1

雲を見上げる綿毛さん。同じ仲間かなって思って、ぐーんと茎を伸ばしている様子をイメージして描きました。

この綿は、私たちの生活にとって欠かせないものです。いろんな化学繊維がありますが、やっぱり自然の恵みで育った綿で作られた服は、肌触りが違います。特に、赤ちゃんが身に着ける下着は、オーガニックコットンのものを選ぶという方も多いかもしれません。

でも、たくさんの綿を育てて、紡いで、一着の衣服にするにはとっても大変なことです。衣食住の内、食は私たちに一番身近なもので、感謝しやすいものです。しかし、身の回りにあるもの、一つ一つが大変な苦労を経て自分の手元にあり、私たちを助けてくれていると思うと、なんだかもっと、ものを大切にしようって気持ちになります。

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