北風が最後の葉っぱを落とします。

先日の七十二候は虹蔵不見でしたが、最近の方が良く虹を見かけます。今月22日に福野のア・ミューがリニューアルオープンしました。それを機に何か新しくイベントを行ないたい、というお話しを頂いて書店の方と打ち合わせをしてきました。私も以前から、絵本を使ったワークショップをしたいと思っていました。それが実現できそうです。そのワークショップは来年のお話なので、また決まりましたらお知らせします。

これが、その打ち合わせの帰りに見た虹です。ちょっと薄くなってますが、とっても大きな虹が架かっていました。行く先に虹があると、進んでいる方向は間違ってないよ、きっといいものになるよ、と応援してくれている気がします。

昨日はとっても美しい夕焼けでした。沈んでいく太陽には雲がかからず、オレンジ色の光がどこまでも広がっていて、そういう景色を見ると枕草子の一文を思い出します。

秋は夕暮れ
夕日のさして 山の端
いと近うなりたるに
からすの寝どころへ行くとて
三つ四つ 二つ三つなど
飛び急ぐさへあはれなり
まいて雁などのつらねたるが
いと小さく見ゆるはいとをかし

ちょうど、鳥たちも家に帰るのかしらと思うような飛び方をしていました。また、連日の雨で田んぼには水が溜まっていて、そこにオレンジ色が差し込んで、美しい景色だな、と一日の終わりを感じました。

 

今日も穏やかな天気です。しかし、明日からまた雨が続き、寒くなるという予報です。昨日から七十二候は、朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)になりました。寒い雨の日が続いた後、今日みたいな晴れた穏やかな日に外へ出ると、木から葉が落ち草花が枯れ、急に寂しい風景が広がります。庭も枯れ葉で埋め尽くされ、柿も食べごろが過ぎ、いよいよ冬だな、と感じます。

冬になると、どの地域でも寒いのには変わりありませんが、寒さの質が違うように感じます。先日、熊本出身の南砺市在住の方にお話を伺ったところ、熊本の冬は寒いが富山の冬は痛い、とおっしゃっていました。やはり、九州はここに比べて寒さが少し優しいのでしょうか。東海地方は、風が強くダウンジャケットで風を防がないと寒くて仕方ない寒さです。まだ富山の方が過ごしやすいと私個人としては感じます。そういう話をしていて最後に思うのは、雪国に住んでいるからと言って、寒さに強いというのは間違いだなということです。冬はどこでも寒いものは寒い。あったかくして過ごしましょう。